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CICからのメッセージ
名倉 勝
CICジャパン ゼネラル・マネージャー
イノベーションの今後の動静を理解するためには、スタートアップを創出・育成する土壌であるスタートアップエコシステムの情報は欠かせません。起業家、投資家、事業会社、行政関係者は、それぞれの立場でパフォーマンスを発揮するためにも各都市のエコシステムについて理解を深め、比較していくことが必要になります。
GSERには、定量的なデータに基づくグローバルな視点からの分析や提言が記載されており、今年のレポートには最新のデータが使われています。
2022年11月、日本政府はスタートアップ育成5カ年計画を策定し多くの意欲的な政策を発表してきました。また、東京都をはじめとした多くの自治体もこれまでにないほど機動的にスタートアップ育成のための戦略を立て、実行し始めています。民間側では、スタートアップエコシステム協会、スタートアップ協会、スタートアップスタジオ協会、インパクトスタートアップ協会といった、スタートアップ関係者横断の組織も設立され、大きなうねりとなることが期待されています。
一方で、本レポートでは海外の各都市の成長スピードの速さが指摘されており、東京のランキングは相対的に低下してしまっています。海外の展示会やオンラインでは海外の各都市が極めて積極的に情報発信を行なっている反面、日本のスタートアップ・投資家や研究機関の世界での存在感はそのポテンシャルに比して低いと指摘せざるをえません。他方、これは海外の起業家、投資家、事業会社、人材に高い関心を持っていただければ、日本のスタートアップエコシステムは次のステージに行けるということの証左とも言えます。
このレポートをご覧の皆様には、世界各国のスタートアップエコシステムについて理解を深め、その情報をご自身のために活かしていただければと感じます。それに加え、ご自身の携わるスタートアップエコシステムをどのように世界一級のものに育てられるのか、ポテンシャルを開花させることができるのか考える機会にしてください。是非、多くの素晴らしいスタートアップが育っていく環境を作っていきましょう。